2012年11月29日
管理組合員の関心が高い収納口座問題について[マンション管理HACK]
役員をしている管理組合の総会が行なわれました。
議案が11もあったので、2時間で収まるかと心配していたのですが、
なんとか荒れずに、2時間ちょっとで終了。
引き続いて理事会を30分ほど開催して、役員の役職を決め、
総会で可決した議案の執行について話を進めたりしました。
議事進行自体はほぼすんなりと進んだのですが、
出席者から1つ、疑問が出されました。
修繕積立金等の保管方法について異議がある、と――。
これについては、この管理組合の役員を引き受ける際に、
事務の煩雑さをさけるために、それまで管理組合名義の
「収納・保管口座」によって出納していたものを、
収納代行会社から管理会社の収納口座へ移してから、
管理事務に要した費用を引いて管理組合名義の
「保管口座」へ移し替えをする方法に変更しました。
これについて、管理会社の口座を経由せずに、直接
管理組合の口座に移し替えるべきである、という意見です。
マンション管理適正化法でいうところのハからイにしたのを
ハに戻してください、ということです。
これについては、根強い不信感があるようです。
というのも、これまでにも複数の組合員から、これに類する
意見を耳にしたことがあるからです。
このシステムが複雑に見えること、一部不備があって
標準管理委託契約書の改正点になっていたこと(平成22年施行)
が拍車をかけている感があります。
せっかくなので、復習がてら、この問題についての
論点を次回から整理していきたいと思います。