インボイスと税理士と賠償責任保険[ニュース拾い読み]

インボイス制度の導入が近づいてきて、いろいろなニュースが出回っています。

こちらは、専門家である税理士の出番が増えるかと思いきや、損害賠償リスクが高まるのではないかという内容の記事。

ウチも零細ながら税理士さんにお願いしていて、昨年からインボイスについてどうするかの協議を重ねてきました。

なかなか全貌が示されなかったり内容が変わったりしているので、協議も重ねないとならなかったのです。

結論から言えば、ウチは消費税の支払いを行なったことがあり、免税事業者のままではいられないことが判明した、というオチでしたが、小規模の法人や個人事業者にとってインボイスはかなりハードルの高い税制になると思います。

それにしても、税理士業界はビジネスチャンスなのかと思ったら、制度の複雑さが禍して、逆にリスクとなるそうです。

そもそも「税理士職業賠償責任保険」というのがあるのに驚きましたが、確かに修正申告などが頻繁に報道されるのを見ると、企業側が担当税理士(事務所)に対して「税務署との見解の相違」のために修正進行した損害を請求するのは不思議ではないのですね。

それをカバーする保険があるのもうなずけます。

こうした保険があることによって、税理士が攻めの申告をしてくれたりすれば税務にも民意が届きやすくなるかもしれないと思いながら、それを税理士に臨むのはお門違いなんですけどね。。。