首都圏ではマンション売出数が増加したという怪

不動産業界もコロナ禍の影響を受けて大苦戦のようす。

ところが、8月20日のニュースで、「不動産経済研究所によると、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県で7月に発売された新築マンションの戸数は2083戸で、去年の同じ月より7.8%増」と報じられていました。

原因としてあげられているのが、夏のボーナスで頭金が支払いやすいタイミングなので、販売側が痺れを切らして売り出したと分析しています。

ほかにも、短期借入金で利益を立てる必要のある販売会社は、9月半期で動かざるをえなかったのではないかと推測します。4~6月はまったく動けなかったわけですからね。

不動産経済研究所では、これも一時的な数値で、「戸数は再び減少傾向に転じる」と見ているようです。

オリンピックが不動産価格のなにかしらの転換点になるのではとはこれまでも指摘されてきたことですが、コロナという伏兵に会って二進も三進も行かなくなってしまったのかもしれませんね。

いずれにしても溜まっているであろうエネルギーは負であるはずなので、そちらに相場は動くはずです。