外国人による賃貸トラブルについて考える

Yahoo!ニュースに、株式会社CFネッツ代表取締役兼CFネッツグループ最高責任者・倉橋隆行氏監修の書籍『賃貸トラブル解決のプロと弁護士がこっそり教える賃貸トラブル解決の手続と方法』(プラチナ出版)から抜粋した賃貸トラブルの例が挙がっていたので、紹介しましょう。

記事では、ワンルームに40人の東南アジア系の人が出入りしていたという“枕”を置いてから、そうした前例があったので、賃貸管理の立場からはこの國の入居者をブラックリストに入れていて、通常であれば入居を断わっていたというところから話がスタートします。

問題の物件に、本来ならばこの国の人は入居させないところでしたが、あいにく「事故物件」だったことで、入居を許可。

保証会社の審査にも通り、申込書から判断するに「まあ、大丈夫かな」ということだったとか。

ところが、入居後に一度も家賃を払わないという、トンデモ入居者だったそうです。

管理会社の対応としては、契約違反を確定するために、済んでいる人を特定する必要があるので、まず出入りしている人を抜き打ちで訪問してリストアップ。

本来の契約者ではない人が住んでいることを立証して、契約違反であることを申し立てなければならないという面倒くさい作業をしなければならないそうです。

たいへんだ〜。

しかも、こうした不良外国人入居者は偽造した在留カードを所持しているケースも多いとか。

今後、マンションの賃貸経営は、インバウンドならぬ在留外国人に頼らざるをえない状況であることは待ったなし。

こうしたリスクがあることをしっかりと学んでおいて、忌避するのではなく、優良在留外国人が求める物件を提供できる大家であることを考えるべきなのではないでしょうか。

そうしないと共倒れになるだけですからね。

参照:ワンルームに40人入居!? 激増する「外国人」賃貸トラブル例