ドラマ「家売るオンナの逆襲」で考えた“私の仕事は家を売ることです”の意味

 

人気TVドラマの続編。


北川景子演じる三軒屋万智の徹底的に合理的なキャラクターが、ますます過激になってて、おもしろかった。


不動産業界のことについても、少しは勉強したことがあったので、かなり誇張はされているけれど、「あるある〜」的なネタが満載されていたのも高評価につながったんだろうね。


ドラマ的には視聴者批判にならないような配慮があったように思うけど、第三者的にこのドラマを見ていると、不勉強だし、ワガママだということが改めて理解できたりした。


ン千万円の売り買いなのに、気分で決めたり調査もしなかったり、それで「欺された」とか言っているのは迂闊すぎるかも。


啓蒙的な内容ではないものの、「衣食住」という暮らしの根本に関係する問題だから、ちゃんと知っておくべき分野なのにね。


それと、過剰に不動産業界を正当化しないところもよかったし、不動産業界がめざすべき指針を示せたところもよかったと思う。


主人公の「私に売れない家はない」という決めぜりふは、相手(客)の事情を知り、相手(客)が自覚すれば、自ずとやるべきことは見えてくる──ということなんじゃないかな。