2017年5月24日
液体ガラスによる外壁修繕でマンションの耐久性は飛躍的にアップするかもしれません
某不動産系の展示会を見に行ったときに、デモンストレーションをやっていて、「すごいなぁ」と思った液体ガラスによるコーティング処理について、開発者のインタヴューがあったので引っ張ってきましょう。
株式会社ニッコーというところの社長が開発したこのコーティング材。ホントに驚くほど材質を変えてしまいます。
そのデモンストレーションでは、ブロックに塗って男性がハンマーで思いっきり叩くというものだったと記憶していますが、ノン・コーティング処理のほうはボロボロに砕けるのに、コーティング処理したほうはほぼ無傷。
ただし、建物全体をコーティング処理してしまうと、内部の修繕に支障をきたすのではないかという心配もあります。
なので、部分的に(あるいはパネル的に区切って)施工すればいいのではないでしょうか。
また、雨漏りにも効きそうなので、斜壁にあらかじめ塗っておけば、筐体の耐久性が飛躍的にアップすることが期待できます。
大規模修繕の施工会社がオプションとして用意するようになれば、管理組合で予算を調整して、資産価値を上げる対策として議決できるのてはないでしょうか。
また、ピロティの柱などの補強にも使えそうですね。私が知っているマンションでは、シートを巻き付ける工法を採用しましたが、この液体ガラスのコーティング処理のほうが簡便で工期も短くて済みそうですし、柱が太くなるなどの不具合も発生しないと思われます。
ヒビなどの補修に、提案してみたいと思います。