問19|管理業務主任者試験過去問解説2016年版

今年の管理業務主任者試験は、「平成28年12月4日(日)午後1時から3時」で実施されます。

当サイトでは、2015年(平成27年)の試験で出題された問題を解説して、この国家資格の受験を少しでもサポートできればと考えました。

また、試験を受けるつもりはないという人にも、マンション管理に役立つ基本的な知識を身につけるいい機会となりますので、ご一読いただければと思います。

では、本日の解説はこちら。

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問19の問題の分野と難易度

問19は、衛生上の措置についての建築基準法に関する出題です。

難易度は、かなり手こずりそうです。

問19の問題文

 

〔問 19〕 建築基準法に基づく石綿その他の物質の飛散又は発散に対する衛生上の措置に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

 

問19の選択肢と解説

 

1 建築材料に添加しないこととされている、石綿その他の著しく衛生上有害なものとして政令で定められている物質は、石綿のみである。

建築基準法で飛散又は発散に対する衛生上の措置が定めされているのは、現行法上では石綿のみになります。なので、肢1は○。

2 吹付けロックウールでその含有する石綿の重量が当該建築材料の重量の0.01%を超えるもの及び吹付け石綿は、建築材料として使用することができない。

建築材料として使用できないロックウールの含有石綿重量は、当該建築材料の重量の0.1%を超えてはいけません。なので、肢2は×。

3 居室を有する建築物については、建築材料にクロルピリホスを添加してはならず、また、あらかじめこれを添加した建築材料についても、国土交通大臣が定めた発散させるおそれがない場合を除き、使用することができない。

この肢のとおり。なので、肢3は○。

4 ホルムアルデヒドの夏季における発散速度が、表面積1平方メートルにつき毎時0.05ミリグラムを超えないものとして国土交通大臣の認定を受けた建築材料のみを、居室の内装の仕上げに用いる場合は、その使用面積に対する制限はない。

この肢のとおり。なので、肢4は○。

問19の正解

問19の正解は、肢2となります。