マンションへの外国人入居者の増加によって今後はますます近隣トラブルが増える懸念がある件

 

住宅サーチというサイトの「住宅ネット相談室」に、「迷惑行為を繰り返す上階の外国人家族」という質問が載っていました。

 

IMG_8108 photo by NCM3

 

質問者は賃貸マンションの1階に住んでいて、その上の階に隣国の家族が引っ越してきたら、大家族で夜中まで騒音が続くようになったとのこと。

 

注意すると逆に怒鳴り込まれるなど、警察沙汰にもなっています。管理会社に相談するとチラシによる対応のみで、それ以上は関与しようとしないので困っている、というのが相談内容。

 

司法書士で相談室カウンセラーの人の答えは、賃貸人の責任として「ほかの住民との契約内容で家賃の対価である生活環境の提供義務を怠ったことになる」という前提で、賃貸人とその代理人である管理会社に改善を申し入れるというもの。

 

当事者同士での解決は困難であるという意見には同意です。

 

 

らちがあかない場合には、消費生活センターや行政の相談窓口などいろいろと相談してみるようにしなさい、と。

 

引っ越しを余儀なくされた場合は、相手の賃貸人にたいして損害賠償請求ができる、という結びですが、これはいかがでしょうか。

 

審査が甘く、こうしたトラブルの多い賃借人を入居される賃貸人は、こうした交渉に対応しない場合も多いのではないかと考えられます。

 

 

本来は、管理組合が管理会社と提携して、近隣関係に関するマナーなどの周知を日ごろから重ねて行なうなどの活動が必要ではないかと思っています。

 

声掛けやチラシは「管理が行き届いている」=「監視の目が光っている」というイメージを与え、こうしたトラブルが起きても大きくならないように抑止してくれる効果が期待できます。

 

トラブルが放置されるマンションは、防犯の面でもリスクが高まる傾向にあるようです。できることをできる範囲で、と考えることも、こうしたトラブルを大きくせずに解決できるヒントになると思います。