お江戸の神田裏長屋の家賃は月2万円?

 

 

おもしろいサイトを見つけたのでご紹介しましょう。

  ⇒江戸と今の賃料はどちらが高い? 落語「大工調べ」から考えてみた|SUUMOジャーナル

 

今の家賃を調べてみよう。大工の与太郎が住んでいたのが、大工が多く住む神田竪大工町だとすると現在の千代田区内神田にあたる。「SUUMO」に掲載されている賃貸物件で調べると、神田駅徒歩5分以内のマンション20㎡台で家賃が月8万円台というのが多いようだ。江戸時代中~後期で1両が5万円相当と仮定した場合、与太郎の店賃は月2万円程度。果たして高いのか安いのか?

 

もうちょっと相場が下がっているのではないかという気もしますが、

大工=でえくのような手に職のある人なら、わりと暮らしやすかったんですね。

物価が高かったと思われるので、これ以外の出費はかさんでいたんだろうと思いますが、

社会保障のない時代であることを考えれば、ちょっと働けばそれなりの暮らしができた

ということが浮かんでくるんじゃないでしょうか。

 

でも、大家のほうはけっこう儲けたんでしょうね(笑)。

こうした慣習がつい最近までの「大家>店子」という力関係につながっていた

というように思います。

 

区分所有物件については、ようやく法整備が整いつつあると思います。

まだまだ完全とはいえませんが、オーナーそれぞれが自分の法に準拠

した管理を進めていくことが、結局は自分の財産を守ることにつながる

のではないでしょうか。

 

 

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