管理組合員の関心が高い収納口座問題について[マンション管理HACK]

 

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役員をしている管理組合の総会が行なわれました。

議案が11もあったので、2時間で収まるかと心配していたのですが、

なんとか荒れずに、2時間ちょっとで終了。

引き続いて理事会を30分ほど開催して、役員の役職を決め、

総会で可決した議案の執行について話を進めたりしました。

 

議事進行自体はほぼすんなりと進んだのですが、

出席者から1つ、疑問が出されました。

 

修繕積立金等の保管方法について異議がある、と――。

 

これについては、この管理組合の役員を引き受ける際に、

事務の煩雑さをさけるために、それまで管理組合名義の

「収納・保管口座」によって出納していたものを、

収納代行会社から管理会社の収納口座へ移してから、

管理事務に要した費用を引いて管理組合名義の

「保管口座」へ移し替えをする方法に変更しました。

 

これについて、管理会社の口座を経由せずに、直接

管理組合の口座に移し替えるべきである、という意見です。

 

マンション管理適正化法でいうところのハからイにしたのを

ハに戻してください、ということです。

 

これについては、根強い不信感があるようです。

というのも、これまでにも複数の組合員から、これに類する

意見を耳にしたことがあるからです。

 

このシステムが複雑に見えること、一部不備があって

標準管理委託契約書の改正点になっていたこと(平成22年施行)

が拍車をかけている感があります。

 

せっかくなので、復習がてら、この問題についての

論点を次回から整理していきたいと思います。